生きる活力

何のためにリバーガイドをしていて、何のために詩を書いて曲を作って歌っているのか。
それは自分にとっては「生きる」を表現するためだと思っています。
リバーガイドに関しては、自分が20歳の時にスタートして今に至りますが、どうしてリバーガイドとしての生き方を選んで今ま続けているのか。
それは、川から「生きる活力」を与えて貰えるからだと思っています。
普段の生活では僕自身、人間都合にデザインされて管理された環境に身を置いていますが、その環境の中にいるときには、何だか自分でしっかりと生きているというよりも、社会の仕組みの中で、色んな人の都合に左右されて、生きているといった感覚にモヤモヤすることがあります。
一方、アウトドアの環境は、人間都合の外側にある世界。
一歩川の中に足を踏み入れれば、すぐに本能的に理解することがある。
それは、自然の圧倒的な力強さ。
僕達人間ではどうしようもできない圧倒的な力の前では、自然の力に従うしかない。
自分本位に動こうとしても、どうにもならない。
そんな僕達人間の力が及ばない環境のなかで、スタートからゴールまでを「自分の力で生き抜く」。
そして、ゴールして陸に上がった時には、何だか「生きる活力」が湧き上がってくる。
それこそがアウトドアで活動する意義だと、改めて思っています。
誰からも求められていないけど、作り続ける
現在、アルバムを製作中で、その中からオリジナル曲「ハッピーエンド」と「君のこと思う」をお届けします。
川の活動の隙間時間でコツコツとアルバムを製作中です。
自宅で一人黙々と少しずつ学びながらレコーディングしています。
僕が曲を作って歌ってアルバムを作る事は、特に誰からも求められていない。
だけど、自分にとってはすごく大事なことなんです。
川の活動からは、生きる活力を与えてもらっている。
そして、音楽に関しては、自分が生きてきた中で、特に感情が溢れる場面を切り取って、詩を書いて曲に詰め込みます。
それって、自分は生きてるんだ!という証だったりする。
色んな出来事があり、色んな葛藤が溢れて心が苦しかったり、感謝だったり、悔しさだったり、嬉しさだったり。色んな事を経て今まで生きてきた。
それを曲にして歌う。その時の感情を表現する。
曲を作って歌うということは僕にとっては「生きる」ということなんだと、改めて思ったりしています。
そして、自分の川の活動や音楽作品が、何らかの形で誰かの「生きる活力」に少しでも繋がることを願っています。
完璧ではなくて、ありのままを曝け出したい
今の時代、世界最高級の音楽や作品に、誰でも簡単にアクセスできる。
ましてやAIや先端テクノロジーで聴き心地の良い完璧な出来映えの作品も多くある。
そんな中、自分なんかがレコーディングして、世に放つ意味ってあるのかな、と思った時期があった。人が聴いたときにどう思うかな、とか色んな事が頭の中をグルグル回っていたりした。でも、そんな中でもレコーディングと向き合ってきて、一つ思い至ったことがある。
それは、人がどう思うかを気にしても意味が無い、ということ。
特に何かを表現したり、作ったりする時に人がどう思うかを気にしていたら、いつまでも何もできない。そして、そんな中で生み出すものには、何の感情も乗らない空っぽなものになる。
それって、結局は何をするにしても同じだなと思ったりしてます。
自分の心に従って創りだしたものを、世に放つ。
それを人が味わう、味あわないはその人の自由。
それを人がどう咀嚼して、どう感じるかもその人の自由。
であれば、自分にできることは、全力で向き合って、生きること。
迷いながら、悩みながら全力で生きること。
アルバムの完成はまだ先になりそう。
でもこうして、時々音楽のこともリバーボードクラブのblogでも書いていこうと思います。
Live告知
12月20日(土)に福生UZUでLiveに出演します。
18時オープン、18時30分スタート。
1番手でステージに上がります。
2000円+1ドリンクオーダー。
是非遊びに来て下さい。


