レースを想定した負荷トレーニング|Road to France-2025/12/16

レースまでの日々とレース後の日々をしっかりと生きるために

2026年6月7日にフランスのリヨン近郊で開催されるフランスチャンピオンシップ。
本来はフランス人選手しか参加出来ないフランス全国大会としてのレース。
そして、正真正銘の世界最高峰のレースでもある。
そのレースにYohei、Akiko、Momoちゃんの3人で参加出来るチャンスを得ることが出来ました。
それは、AmelieとKeranが繋いでくれたおかげ
Road to Franceをスローガンに現在トレーニングに励んでいます。
そして、Road to France応援Tシャツも作って販売しております。

5500円(税込み)となります。
売り上げや皆様からのご支援は、3人の遠征費用に充てさせて頂きます。
是非応援よろしくお願いいたします。
Road to France応援Tシャツ申込みフォーム

※この写真のTシャツの色はジャパンブルーになります。

何のためにリバーガイドとしての生き方にしがみついてきたのかという問い

僕は何のために、ここでリバーボードをしているのだろう、と考えることが今までに幾度となく湧き上がってきた問い。そして感情。
リバーボードに限らず、何のためにリバーガイドを続けているんだろうという問いと、幾度となく向き合ってきました。
リバーボードクラブを運営する中で、このスポーツ/アクティビティを多くの人に楽しんでもらいたい。その思いでリバーボードクラブを始めて、来年2026年で10年目を迎えます。
だけど、リバーアクティビティの事業として見れば、いわゆる商売ビジネスとしては決して上手く運営できているとは言いがたい。正直、僕はビジネスには完全に不向きで商売下手なんだなと、今この記事を書きながら、しみじみと思っています。もちろん始める前から自覚はしていたけれど、9年目も終わろうとしている今、改めて痛切にしっかりと自覚させられました。僕は商売やビジネスには全然向いていない。全く向いていない。それでも何だかんだ言って、これで生活はできているので、なんとか10年目は迎えられそうです。

自分の活動を通して伝えたいことはいっちょ前にあるから、リバーガイドとしての生き方にしがみついてきたのかもしれない、と思っています。
そう、文字通りしがみついてきた。続けてきたというよりも、一年一年必死にしがみついてきたという言葉がしっくりきます。
生業としてお仕事としてやりながら、「自分が素晴らしいと思うことを伝える」というのは、本当に難しいことだなと思っています。

輝かしい実績や社会的地位や成功がない自分でも一丁前に表現したいことがある

別に自虐的に自己評価しているわけじゃないけど、僕はかなり平凡で輝かしい実績も無ければ、社会的にも全く成功していない。もちろん、リバーボードクラブという事業は包み隠さず言うとハッキリ言ってずっと低空飛行。そして超マイナースポーツのリバーボード。

だけど、世の中から求められているものや、需要のあるものばかりではなくて、自分が心から素晴らしいと思うことを選択したい。
自分が心から素晴らしいと思うことを人にも伝えたい。
それを両立するのが大事だというのは重々分かっていて、それができたらそりゃ良いけど……。
だからきっと、結局僕はビジネスや商売には向いていないのかもしれない。
それでもここで、自分が素晴らしいと思うことを一人でも多くの人に伝えたいし、そうしなければいけないと思っています。それが自分の使命だと思っています。
それがリバーボードクラブを始めた理由でもあります。

とは言え、そこには常に葛藤があります。
実入りのことだけを考えれば、他にやり方はあるはず。
でも、どうしても単純にリバーガイドとしての生き方の中で、結局はビジネス思考にはなれなかった自分がいます。
だから、これからもリバーボードクラブを続けられる限り、自分が心から素晴らしいと思うことを伝えていきたいと思っています。

川が生きる活力を与えてくれた

何を伝えたいかというと、川が僕に「生きる活力」を与えてくれたように、川と繋がることで生きる活力を感じて、楽しかった、明日からまた頑張ろって、少しでもそう思って貰えるといいなと、そう思っています。
自分が川と触れあって生きるようになって、それまで僕は自分に自信もなくて、生きる活力を失っていた時に、川と触れあうことで自分の人生が少し明るくなった。
何だか心に停滞していたものが少しずつほどけて洗い流されていった。
それは僕がお客様と川で一緒に時間を過ごす中で、心の片隅にいつも置いていることです。
シンプルに楽しい時間を過ごしてもらうことと同時に、そういった思いも常に心の中に置いています。

レースまでの日々の過ごし方。そして、レース後の日々をより前向きに生きるために

レース。
レースには、競い合って一番になって地位を築くという面もあるけれど、何よりも今の自分はとにかくそこまでの日々の過ごし方を、レースという目標があるお陰でしっかりと生きることができています。
もちろん勝ちたい。
フランスという、このスポーツ発祥の国で世界トップレベルの選手達の中で、ランキング一位になりたい。
本当はずっと夢みてきたことだったりします。
心の中でずっと夢みていたことです。
実は一番になったときのイメージトレーニングもしてます。
でも、レースでのリザルトがどうなるかは、自分が日々をどう生きたかの一つの結果であって、そこまでの時間を自分がどう生きるかということこそが、大事なんだと思っています。
日々の生活の中で、どんな時もレースのことが頭の片隅にある。
そして、少しでも今できること、努力を積み重ねようと思うことができている。
それって、すごく良い時間を過ごせているということ。
今日明日、いきなりスーパーマンにはなれない。
レースまであと6ヶ月。
どれだけコツコツと一歩一歩積み重ねることが出来るか。
そして、その上でレース後の一年をどう生きることができるか。
そして、コツコツと積み重ねることで何を感じることができるか。
僕にとっては、ずっと憧れていたフランスチャンピオンシップがあるから前を向けている。
そして、そこへ向けてしっかりと歩みを進めていきたい。

やる、やらない。やらない理由はいつだってたくさんある。でも僕はやる選択をした。

今回の挑戦も、ずっと心の中に持っていた希望をAmelieとKeranに相談して、二人がフランス連盟と繋いでくれたことで実現しました。
行くと決まってからも、本当は心の中でその決断が揺れる瞬間は何度もありました。
なんせ旅費が目玉が飛び出るくらいかかる。僕にとっては。
そして、このレースを戦い抜けるフィジカルを作ることができるか、どうか。
やらない理由を挙げれば切りが無いくらい、いくらでも出てくる。
そもそも誰からもお願いされているわけではないし、求められているわけでもない。
このレースを戦うことで、自分を取り巻く世間や世の中からの評価自体は、何か変わるわけではない。
僕が仮に一位になったところで、きっと何も変わらない。

何のための挑戦なのか?
この挑戦へ向けて自分がどこまで成長できるか。
今の自分には想像できていない。だからその先の未来にワクワクする。
そして、この活動を通してどういう感情や思いが、心の中に生まれるのか。
それは挑戦した先でしか経験できない。
そこまで自分をプッシュしたい。
その上で、レース後の未来を前向きにどう生きるか。
レースがどんな結果にせよ、その経験を良い形であなたと共有できればと思っています。
だから今も少しずつ前向きに、小さな一歩を積み重ねていきたいと思います。

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