リバーボード製作ワークショップ

●リバーボード製作で見えること

川で遊ぶための道具を自らの手で作り上げる。
これには大きな意味がある。
リバースポーツが全く初心者の人もいれば、メーカーから発売されている何らかの乗り物を所有している人もいるかと思います。
リバーボードを設計から製作まで自ら作ることでどんなことが見えてくるのか。
・想像を膨らませる→まずはどんな動きを表現したいかに思いを馳せる
・図面を起こす→イメージする動きを表現するための形を考察する
・削る→川の流れがボードに当たり流れていく様子をイメージしながら削る
・テスト→一旦完成したら川でテスト。ここで気になる部分を微調整していく
・仕上げ→最終的に見栄えが良くなるように綺麗にする

設計

図面用紙にリバーボードの形や長さ、幅などを決めて書き込んでいきます。
図面に書き込む前に一番大切なことは「どんな動きを表現したいか」
どんなことでも構わない。
誰が想像もしていなかったような動きでも、或いは非現実的な動きでも構わない。
こんな動き方ができたら絶対面白い!
というような動きを想像してみよう。
考えれば考えるほど楽しくなっていく。
実はこれが僕の一番大好きな工程。
そして、一番大切な工程。
ここで、ボードの形や大切な部分の大半が決まる。
僕たちはこの工程に一番時間をかけます。

図面越こし

イメージがある程度膨らんできて、居ても立ってもいられなくなってきたら次の工程です。
その動きを表現するために必要な形を考察してみよう。
形には理由がある。
自分の想像する動きを表現するために必要な形を図面に表現していく。
このように、形の理由を考えていくと自分の周りにある乗り物の形に対しても、その理由を考察するようになっていくはず。
どんな乗り物も必ず作り手の意図が反映されているはず。
リバーボード製作は単に自分のリバーボードを作るだけではなく、形の理由に意識を向けることが一つの目的でもある。

切り出し作業

図面ができあがったら、フォーム材を切り出していきます。
幾層にも分けて、切り出します。
この切り出し作業はとてもシンプル。
シンプルが故の油断は禁物です。
しっかりと丁寧に切り出さなければあとの工程に響きます。

磨き作業

切り出しが終わったら、貼り付ける前に磨く作業をするとより完成度は高くなる。
これは、仕上がりのための一手間。
この一手間が大きな違いを生む。

貼り合わせ作業

各層を貼り合わせていくときにはヒートガンを使います。
熱風で表面を溶かして貼り合わせていく。
専用の接着剤を使って貼り合わせることもできますが、その分重くなってしまいます。
接着剤を使用する場合は約1kgは重たくなる。
ヒートガンを使うメリットは軽量化の他に修繕が楽。

削り作業

貼り合わせたら、次は削り作業。
削る際に最も大切なことは、サンダーを当てている場所を川の流れが当たって流れていく様子をイメージしながら削ること。
このイメージを持たずに漠然と削っていくと、自分で作る意味が大きく薄れていく。
サンダーを当てていく度にイメージを持ち続けるべし。
もし、集中力が切れてイメージできていない場合は作業を中断してコーヒータイム。
イメージを持たない削りは何も生み出さない。
職業として製作していないのであれば、焦りは禁物。
いつまでに仕上げなきゃいけないという、期限に追い込まれずに納得のいく一枚を作り上げたい。

ただ僕の場合は逆に少し追い込まれているときの方が、作業がはかどったりするわけですが。。。

テスト

削り終えたら、川でテスト。
一回で納得いく乗り心地に仕上がることはあまりない。
何度もテストと微調整を繰り返し、削り込んでいく。
そうすることで自分の体とイメージによりフィットした仕上がりになっていく。
リバーボードの良いところは、何度も微調整することができること。
最終的にもう削る必要が無いとう段階へたどり着くのには個人差がある。
僕の場合は、一度仕上げきってからも更に要求が高まっていき削り直すことはよくある。
そして、乗れば乗るほど自分のリバーボーディングの腕前も上がっていくのでその都度調整することが多い。

自分を乗り物に合わせることも大切ではあるけど乗り物を自分に合わせていくことも大切。
その両方を表現できるのがリバーボード製作のメリットの一つ。

●自分で作る価値

自分の手で作り上げたボードで川を泳ぐことで今まで意識したことがなかった流れの受け方、意図した動きを表現するための設計。
どこまでも奥が深く、試行錯誤を繰り返しながらリバーボード製作に取り組むことでリバーボーディングの上達にも直結する。

●リバーボード製作に没頭する時間を楽しもう

同じ図面で作るボードでも不思議と性格の異なるボードが仕上がる。イメージしながら削る工程で自分のイメージや集中力といった部分がボードの個性に反映されていく。
個体差があると言われたらその通りだが、それこそが手作りによる「味」であり「魅力」でもある。
実に興味深い。
ボードに当たる水の流れをイメージしながら作業に没頭する時間は瞑想にも近い感覚。
あなたのリバーライフをよりクリエイティブにしてみませんか?

さあ、Myリバーボードを作ってみよう。

リバーボード製作ワークショップの詳細

開催期間:通年。ただし真夏の繁忙期は対応できない場合がありますので一度ご相談ください。

製作期間:完成するまで

料金:60000円(材料費、指導料込み)

自分で用意するもの:ヤッケ(作業着)、作業手袋、粉塵マスク、
長靴、或いはスニーカー
*すべてホームセンターで揃います。

場所:リバーボードクラブのオフィス
〒198-0173 東京都青梅市御岳本町266
斉藤マンション101号室

お申込み:080-6064-6638
riverboardclub@gmail.com 代表:菅原
へご連絡ください。
*お振込みが確認でき次第、ワークショップへのご参加となります。
材料の用意などもありますので途中で製作を中止する場合でも返金不可とさせていただきます。ご了承ください。

●振込先
金融名:楽天銀行
支店名:チェロ支店(214)
口座:普通 4524414
名義:菅原 洋平
※ご入金が確認でき次第のご参加確定となります。
※お振込手数料はお客様にご負担いただいております。