理想のリバーボーディングとは?
昨日、新作リバーボードの削り直し中に色々な改善点を発見したので他のボードにも反映させるために最近レギュラーで使っているボード達にも反映してみた。
ボードを削る作業は体力と気力とイマジネーション。
合計4枚削った。
冬になってからリバボ製作も少しづつだが進んでいるわけだが昨日の作業で一気にモチベーションが上がってきた。
さて、削りながらもイマジネーションを大切に作業するわけだが、自分の表現したいリバーボーディングが明確に無いと良いボードは生まれないわけで。。。
リバーボードは川を泳ぐスポーツ。
このスポーツを始めて以来ずっとイルカやモーターボートやスラロームカヌー、サーフィン、ボディーボードと様々なものを参考に試行錯誤してきた。
イルカは究極。
イルカのようにと言えばモノフィン。
しかし、モノフィンをつけて急流を泳ぐわけにもいかないが、使用するフィンに関してはもっといろいろ試していきたいと考えている。
グラスファイバーやカーボンのフィンなど。
本場フランスの選手たちはレースの時はほぼみんなグラスファイバーやカーボンのフィンを使っている。
ボードに関しても、いかに川の流れを無駄なくスムーズに利用して動かしてもらえるか。
自分のキックだけに頼らず流れを効率的に使う。これに尽きる。
と、ここで川で泳ぐ時のコツを一つ。
「速く動こうとするなかれ。」
下半身は常に水中にあり流れを足で受けているわけだが、早く動こうとするあまりバタバタとバタ足を頑張ってしまう。。。これは体力の消耗が速くなってしまうので、ゆっくり流れがどの方向に動いているかを探りながら水を足で押し、自分を前へ押し出すイメージ。
ただ、それだけではなくて場所やシチュエーションによって蹴り方や姿勢や足さばきは変わってくるが。。。詳しくはレッスンへお越しください。。。
黄金比はまだまだ遠いのか。。。
今回のテストスイムでは様々な疑問や課題を突き付けられた。
まずはボードのサイズ。
ここで一つ確認。
このテストや取り組みはリバーボードの持つポテンシャルを最大化しながらも限界への挑戦が軸になっている。
それが結果として、お客様やリバーボード業界、更には世の中により良いボードや経験・感動を提供することが目的であり目標。
という実は壮大な夢の取り組みなのである!
話を戻して、ボードは長ければいいってもんじゃない。
大きければいいってもんじゃない。ということは前にも話したが、、、
流れを受けて動くための肝となる部分は実は肘から下の部分。
この部分のクオリティーが最も大切なのかもしれない。
前から分かっていたし今も分かっているつもりだが、、、
入力抵抗と出力抵抗、ターンがスムーズか否か、そしてターン後にエディーに押される反応、フェリーグライド時の加速、等々。
この他にも求めるクオリティーは多々あるが、これら全てのいいとこどりはできない。
が、良いバランスは必ずある。
考えれば考えるほど悶々とするが、、、
答えはいつも川にある。
少なくとも僕にとっては。
黄金比を求めるミッションは続く。。。