美しく泳ぎたい
今日はインストラクターだけでの練習。
この時期の川は水深が浅い。
でも、このコンディションだからこそ確認できることもたくさんあるので、やはり川へ行くことにはどんな時でも意味がある。
前回のブログでは水の粘性に関して川で動く際に意識することも大切だと書いたが、速く動きたいという気持ちが働くと、どうしても動きが雑になる。
水には粘性があるというのはごくごく当たり前のことだが、その当たり前のことを改めて意識することで発見できることもある。
キックを行う際も、一蹴り一蹴りを単発で行うのではなくてゆっくりリズム良く連動させて一つの動きを形成したい。そのためには一つ一つの動きが大きくならないことが大切だ。
水の少ない時期だからこそ細かい部分が大きな違いを生むし、自分の泳ぎを見ていてもやはり速く動こうとする気持ちが垣間見えたりする。
流れを上手く使いしっかりと加速することでエディーターンがしやすい。。。
そしてスピードがあれば流れを受けて伸びやかに動くことが出来る。
水の多いコンディションだとこの一連の動きが非常に楽だ。
強い流れが動かしてくれるからだ。(もちろんその分、求められるスキルもあるのだが。。。)
「速く動こうとするなかれ」と言いながらスピードがあることで様々な動きのきっかけが作りやすいという一見矛盾することを言っているかのように聞こえるが。。。速く動こうとすると速く動くための動きが雑になる。
肩の力を抜いて流れに動かしてもらう感覚に意識を向けてみよう。
この練習は何本も繰り返して数本良いのがあるか無いかという感じ。
見た目にはそんなに違いが無いように見えても納得できる動きはなかなか。。。
でも結局一番はただ速く動くことよりも、より「美しく泳ぎたい」。
そこから積み上げていくリバーボーディングが結果として速さなど競技の部分にも自然と生かされていくと良いし、そのスタイルを磨いていきたい。