体験コースとはひと味違う面白さ
先日の川イルカ講習では、以前体験コースへご参加いただいたお客様が来てくれました。
シンプルに流れるだけでは少し物足りなくなってきたとのことなので、レッスンで流れを利用して動く面白さに加え、このスポーツの奥深さに少しでも触れていただければと思い、精一杯レクチャーさせていただきました。
一見何でもない緩やかな流れでも、どのように流れに合わせるか次第で「1~2メートル先の目的地」へたどり着けない。
これが川の面白いところ。
体験コースの時には、「まっすぐ流されるだけ」の流れも、四方八方へと動く際にはうまく角度が合わないと、思い通りに動けずただ翻弄されるだけ。
できそうでできない。
これがまた面白い。
絶対的な川の流れのパワーに対して、僕たち人間のフィジカルなんてものは全く通用しない。
できることは、川の流れと向き合い、理解して、ひたすら丁寧に「流れに合わせること」のみ。
流れに合わせる感覚が少しずつ掴めてきたら、エディターンやボードの走らせ方も自然とできるようになる。
レッスンしながらも、うまく流れに合ってボードが思い通りに動いたときにはみんなで褒め称え喜び合う。
部活的だけど参加者様と僕も含めてみんなで、お互いのできることを伸ばし合う。
なんかこういうセッションっていいですね。すごくいい。
「できない悔しさ」と「できたときの喜び」。
できることが少しずつ増えていくとリバーボーディング(ハイドロスピード)が想像を超えて面白くなっていく。
流れにボードを合わせる際、一番最適な角度やタイミングを何度もトライしながら探っていき、微調整していく。
そのすべてがうまくいった時には「流れにカチッとはまる瞬間」がある。
その瞬間はボードが驚くほど楽にシュッと走る。
その感覚が何よりも楽しい。そして嬉しい。
一つの流れで黙々とその感覚を探る作業。
川の流れと「とことん向き合う」。
そんな川イルカ講習でした。
お客様へ日頃の感謝
すっかり秋っぽくなってきて、過ごしやすい日々が続いています。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕たちリバーボードクラブはお越しいただく皆様に支えられながら今年で5年目を迎えることができて、リバーボード(ハイドロスピード)の魅力を発信・共有し、このスポーツの普及に取り組むことができました。
本当にお客様に支えられながらの5年間でした。
本当に心からありがとうございました。
引き続きリバーボードクラブをどうぞよろしくお願いいたします。
目指す先はまだまだ遠い
リバーボードクラブを立ち上げて以来、僕たちはまだ、、、
このスポーツの魅力をまだまだ引き出せていない。
このスポーツの持つ可能性はまだまだこんなもんじゃない。
このスポーツの持つ力をまだまだ最大化できていない。
まだまだ表現できていないことが多すぎて、すごくもどかしくもあり、もっと伝えたいしもっと知ってほしいという思いが、このスポーツに取り組むモチベーションでもあり、僕自身の成長したい、成長しなければというモチベーションでもあります。
僕には夢がある。
リバーボード(ハイドロスピード)がもっと世に知られて、世界中で注目されるようなスポーツにすること。
このスポーツを通して多くの人が夢を持つことができるようにすること。
このスポーツが多くの人にとって生涯通して楽しむことができる環境や状況を作ること。
このスポーツが多くの人の人生をより魅力的にしてくれること。
このスポーツを通して多くの人が「川」という素晴らしい環境とつながり安全に親しむことができること。
恐らく10年20年、或いはそれ以上かかるかもしれないけど、この取り組みこそが僕たちの役割だと思っています。
こうして活動を続けることができるのも、あらためて皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
そして引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
リバーボードクラブ代表
菅原