リバーボード一日コース&レッスン
先日の御岳カップでお会いした他の競技に参加していた選手がリバーボードにも興味を持ってくれているとのことで、今回リバーボード一日コースへご参加いただき、みっちりレッスンをした後、自分でもリバーボードを創ってみようということでMyリバーボード製作ワークショップへご参加いただくことになった。
流石、リバースポーツをやっているだけあって、上達も早くリバーボードへ感覚を落とし込むのにも時間はかからなかった。
多摩川はグッと水量が下がってローウォーター。
水も透き通ってきれいだった。
流れの力を変換する
僕等リバーボーディングをするときに意識することは、川の流れを最大限利用するということ。
利用すると言ってもピンとこない人も多いとは思うが、要は川に押してもらう力を自分の行きたい方向へと変換すること。
様々な方向へと流れる川の力を自分が進んでいきたい方向へ変換し、押される反動を利用して動かしてもらえた時には何とも言えない面白い感覚を味わうことが出来る。
これこそがリバースポーツの醍醐味の一つでもあると思う。
そして、川の力を進行方向へと変換するための造りをしたリバーボードが必要でもある。
Myリバーボード製作ワークショップ
ということで、自分のリバーボードを創ってみましょうということになった。
自分の表現したい動きを実現するためのリバーボードを自分で創る。
こんなに楽しいことってある?と僕は常々思っているが皆さんにも是非挑戦してみてほしい。
早速、レッスンが終わった後にオフィスで図面を描く作業。
世界で一枚だけのMyリバーボードを創っていく作業は焦らずゆっくり行うべし。図面作業が実は一番大切。この工程に一番時間をかけたい。
この工程で、どれだけ動きのイメージを膨らませられるかが鍵。
非現実的な動きでもいいのだ。とにかく自分がこんな動きが出来たらすっごい楽しいだろうな~~!というイメージを可能な限り膨らませること。
リバーボード製作の工程で僕はこの工程が個人的には一番楽しいと思っている。
すぐに図面が出来ることもあれば何日もかかることだってある。
納得いくまで時間をかけて向き合うべし。
もうすっかり秋色の多摩川
こうして見渡せば川からの景色も大分秋色になってきた。
空は澄んだ青。
木々は徐々に木の葉の色を変え始めている。
紅葉ピークはまだ少し先だとは思うが秋を強く感じる季節になってきた。
今年もホント色々あったな~。
新型コロナウイルスはまだまだ世界中で猛威を振るっているが、この先も不安を抱えながらも日は沈みまた昇る。
出来ることをできる範囲で気を付けながら取り組む。
明るいニュースの少ない年だったように思うが、まだ一年は終わっていない。
僕にとっては学びの多い時間だったように思う。
そして、お客様に支えられた一年だった。
川に救われた一年だった。
僕は基本多くを望まないことにしているが、改めて今あることに感謝、今ある物に感謝、今いる人たちに感謝。
昨日来てくれたお客様が面白いことを教えてくれた。
「水の結晶の実験について、優しい言葉をかけた水の結晶は美しかったが、汚い言葉を浴びせた水の結晶は綺麗にはならなかった」そうです。