現状と昔話2020/04/22

こんにちは、リバーボードクラブの菅原です
新型コロナウイルスの影響が世界中に広がり、昨今気が滅入るようなニュースばかり目にする中、僕のアウトドア人生の記憶をフワフワとランダムに辿るような内容で書いていきます。

今、僕らは自主的に営業自粛を行っている状況です。
いつまで続くかわからない状況で、川へ行くことができずオフィスで様々なことに思いを巡らせる日々。

そんな状況の中、情報を漁ることをやめて自分自身と向き合う機会でもあると思いフワフワと色んな事に思いを巡らせる日々。。。。

アウトドアガイドとしての生活を始めて約20年。
今までのガイド人生の中で仕事が無い!なんてことは実はよくあることだった。

先の人生の不安を常に抱えながらも、アウトドアガイドのお仕事を続けることに色んな葛藤を抱えながらも今まで続けてきた。
今、新型コロナウイルスでこんな状況になってしまって仕事が全くできない中、世の中の多くのことが変わり変わろうとしている中、ゆっくりと記憶の引き出しをランダムに開けていく。。。

北海道でリバーガイドを始めたのは20歳を迎える年、雪解けの春の尻別川は大きな波の立つ急流。
江別の実家を出たくて応募した住み込みのスノーラフティングのお仕事。
小さなボートをスノーモービルにつないでお客様を載せて雪上をブンブン引っ張りまわしすお仕事。楽しかった。

雪が解けて春が来て、会社の人にどうせこの先何も決まってないんだろと言われ、なし崩し的にラフティングのガイドトレーニングに参加。
それまで川の上に浮かんだこともなかった。初めてのラフティングがいきなりガイドトレーニング(笑)。
そして今とは違い当時はガイドになりたくなかったらさっさとやめろ、という時代。入れ替わり立ち代わりで訪れるガイド希望者。
10数名いても残るのはほんの数名のみ。
やめていく人なんて珍しくなく、次第に夜逃げする人がいてもあまり驚かなくなっていった。

今の川業界ではガイド希望者はとても少なくなってしまっているようだ。。。

ガイドになってからも仕事なんてあまりなかった。
同時に食べていくのがやっとの状況に徐々に慣れていった。
そんな生活を続ける中、他の国の川でも働いてみたいと思うようになり全財産の15万円を握りしめカナダへ行き、現地のラフティング会社へ。
そこでは住み込みで、トレーニングや言葉の壁もあり仕事ができるようになるまで少し時間はかかったけど何とか生きていけた。
そこでの時間、出会い、経験は今でも昨日のように覚えている。
お金なんてほとんど無かった。
でも、すべてが未知の世界。
僕にはそれでよかった。
当時はスマホや携帯電話なんて無い。パソコンもカメラも持っていない。
山奥にその会社はあり、川沿いに住んでいた。電気はディーゼルエンジンの発電機でお客様がいないときはもちろんOFF。電気のない日々が楽しくもあった。夜は月明かりがかなり明るい。
焚火で暖をとる。
ギターとハーモニカ。
ラフティングのガイド中にひっくり返った話やレスキューの話。
みんな色んな国から来ていて、それぞれの川で起こった様々なストーリーを聞くたび、僕の向上心を刺激した。もっとたくさんの世界を見てみたい、経験したいと感じた。
ビール瓶にロウソクを立てて寝る前に本を読む。
飲み水は川のお水を沸かして飲む。

2000円くらいの国際電話カードで数か月に一回、日本へ連絡する程度。
すべての情報はリアルタイムで接する目の前の世界のみ。
ガイドはみんな壊れた歴代のスクールバスに住み、自分と向き合い、地球と向き合い、焚火を見つめその火の中に引き込まれビール片手に対話をする日々。

自分にはそんな状況は最近めっきり無くなってしまった。

今じゃ焚火の代わりにスマホを眺めている時間の方が多いくらい。
でも、結局スマホの中から拾う情報は、僕にとっては無意味なものが多い。
便利なだけに必要な時だけ使うようにと最近、自分に言い聞かせている。
便利の中には、不必要がたくさん生まれる。

なぜリバーボードクラブを立ち上げたか?
それは、リバーボードだけを楽しんでもらうことが目的ではなくて「川」を通して触れることができる「無限の世界」があるからだ。
人によって色んな形に変わる。
そこにたくさんの物語が生まれる。
その「無限の世界」は誰のものでもない。
それは「川」を通して繋がる人と人に受け継がれていく物語だからだ。
まだまだリバーボードクラブでは上手くそういったことができる場所を創れていないと感じる。

僕は「川」のある生活に救われ生してもらってきた。

思いがけずに始まった「川」と共に生きる生活。

素晴らしい世界への入り口になりえる「川」。

ランダムに「現在」と「記憶」を書き綴ってみた。
また気が向いたらこんな感じで書いてみようと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です