カーボンフィンのテスト
今日はいつもお世話になっている鬼怒川商事の営業のTさんがGULL SKINという新作カーボンフィンを持ってきてくれたので多摩川で一緒にテストしてきた。
鬼怒川商事と言えばGULLやAQA。この二つのメーカーを御存じの方も多いと思うが二つとも鬼怒川商事のメーカー。
いつもリバーボードの大会の際に協賛してくれて、僕らがリバーボード世界大会へ出場した時にはフィンやウェットスーツなどをサポートしていただいた。
スーパーミューもカーボンフィンと一緒に持ってきていただいたのでこの二つを使い比べ。
普段、体験や練習の時などは僕もお客様もミューを使っている。
リバーボーディング(ハイドロスピード)の際、初心者から上級者までミューさえあれば十分安心して楽しく泳げる。
リバーボードクラブでも体験やレッスンにはミューを使用している。
そして、今回はGULL SKINという新作カーボンフィンのテスト。
今までには他メーカーのカーボンやグラスファイバーのフィンをテストしてきた。
でもやはり、日本を代表するフィンの国内メーカーGULLの作る新作カーボンフィンがどうしても気になっていてテストしたくて今回、僕から無理を言って持ってきてもらった。
僕らはこのスポーツにとって理想的なフィンをずっと探し求めている。
鬼怒川商事はそんな僕らの活動をサポートし耳を傾けてくれる、とてもありがたい存在だ。
営業のTさん。初めてのリバーボーディングを楽しみにしてくれていた。
初めてとは思えないくらい上手に泳いでいた。
今回は水深の深い場所でテスト。
天気も良くリバーボード日和だ。
今回テストさせていただいたGULL SKINはブレードが80cmで硬さがSOFT。
感想としては、フィンの性能に関しては流石はGULLという感じ。素晴らしい。
このスポーツに関して僕の意見では、ブレードの硬さに関しては柔らかい方が良いと考えている。今回テストしたフィンの硬さはSOFT。
SOFTは僕にとっては丁度良かった。
もう一つSOFT+という硬さもあるが、それは今回テストできなかった。
僕は通常柔らかいフィンを選ぶ。
パフォーマンスとしても適度に柔らかいフィンの方がしっかりと最後までシナって水を後ろへ押し、効率よく前方へ進むことが出来る。
そして、このフィンの柔らかさは今まで僕が使ったカーボンやグラスファイバーのフィンと比べて最も泳ぎやすかった。
軽いのでキックの回転が多いリバーボーディングでも疲労を軽減できる。
カーボンの反発力でヒュッと伸びやかな泳ぎができた。
ブレードの角度は28°。ミューは20°。
フットポケットに関しては、ミューのようにかかと部分をめくって履くことはできないのでブーツを履いた状態では装着できない。
もし使うとしたら、ウェットソックスの上から履くことになります。
川でこのフィンの使用を考えている方は、防水バッグにサンダルや履物などを入れて泳ごう。
因みに、スーパーミューとGULL SKINの使い比べに関して、スーパーミューはゴム製なので耐久性にも優れ推進力も十分あり、ターンをする際にも長さが丁度良いのでフィンワークが楽。
ただ、ミューに比べて少し固めなので足首への負荷は若干大きい。
自分の体力やコンディション、シチュエーションに合わせてミューとスーパーミューを使い分けよう。
GULL SKINはスーパーミューよりも推進力は大きいと感じた。
それでいて足首への負荷に関しても、しっかりと柔らかくシナるのでスーパーミューと同じくらいの印象。
動きに関しては、瞬間的にというよりもリズム良くキックすることでより伸びやかに進んでいくというイメージ。
エディーなどでクイックターンする時はちょっとしたskillが必要。
本流での加速感は流石カーボンという感じ。
僕もまだまだ全然GULL SKINを使い込んでいないので今回初めて使った感想として参考にして頂ければと思います。
あなたも是非Myフィンのラインナップに加えてみてください。
このフィンを使うことでまた新たな発見や学びがあるはず。
フィンによって自分の泳ぎも変わる。
フィンとの出会い一つ一つが自分の泳ぎのスタイルを形作っていく大切なプロセスだ。