昨日よりも今日、今日よりも明日
近頃は、陸でトレーニングを行う日々が多い。
こんな僕も毎日川に入っているわけではありません。
といっても、日々の生活はリバーボード(ハイドロスピード)が軸になっていて、思考もトレーニングもすべてこのスポーツを中心に回っている。
昨日よりも今日、今日よりも明日もっと成長していたい。
こんな思いはずっと昔から持っていたはずだが、最近改めて自分の中でくっきりと明確に浮き出てきた言葉だ。
体力的に自分のピークがいつだったのかと、最近ある時に思いを巡らせてみたのだが、正直ハッキリと自分でも答えが出ない。若かりし頃、海外でラフティングのガイドをしていた時なんかは今より筋肉もあり全く無駄のない体だったのを覚えている。が、今よりも「川の中」で速く動けたかというと、今の方が確実に川の中で速く動ける。
まあ、ラフティングとリバーボードでは使う筋肉もスキルも違うので当たり前と言えば当たり前なわけだが。
齢を重ねれば体は若いころ以上に追い込まなければ体力を維持することが難しくなる。
だが過去の自分と比べること自体は無意味だ。
その当時では思いもつかなかったであろうことに、今現在取り組んでいるからだ。
持て余す若さを持ち合わせていた時、そのエネルギーを迷いなく一点に集中して使うことを「僕は」できなかった。
恐らくは、きっと多くの人も数えきれないほど迷いながら転びながら、時に痛い思いをしながら結果として今があるように。
もっと成長したい
「成長したい」。
リバーボード(ハイドロスピード)と出会って、このスポーツに取り組むようになってから、この「成長欲」が以前よりも勢いを増して膨張し、今でも膨らみ続けている。
以前のブログでも触れたことがあるが、このスポーツがいつの日かプロスポーツやオリンピック種目になる日が来ることをただ願うのではなく、僕たちは微力ながらも取り組んでいるつもりだ。
普及させるということがどれだけ大きなプロジェクトなのか。それを切実に痛感し、時に雲をつかむように手ごたえのない日々も多々ある。そんな時は考えるのをやめて川へ行く。
それだけで、大抵の場合は悩むことにうんざりしていた心と頭はスッキリするのだ。
何はともあれ、そんな日が来ることを想像すると、ものすごく楽しい。
僕もその場にいたい。そして、できることなら選手として、そういった場で勝負したい。
その日がいつ訪れるかは分からないが必ず実現させたい。
とにかく自分自身もリバーボーダーとして成長したいのだ。リバーボードがどんなスポーツへと進化していくのかもどんどん提案していきたい。そのためには、もっともっと成長していかなくてはと思うわけです。
そんな想像をしながら、自分史上もっとも動ける体を目指そうと思いを定め日々トレーニングに勤しんでいる今日この頃。
もうすっかり春だ。
ポカポカ気持ちの良い日々が続いている。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
See you on the river
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