本場フランスのリバーボード(ハイドロスピード)の女子チャンピオン登場!2024/08/30

日本縦断自転車の旅!フランスのリバーボード女子チャンピオンAmelieとパートナーのKeran登場!

実は先週までリバーボードクラブに本場フランスのリバーボード女子チャンピオンのAmelieとパートナーのKeranが3日間遊びに来てくれていました。
5月に群馬県みなかみの利根川を一緒に下って以来、3ヶ月もの間、北海道からゆっくり南下してきたそうです。今回はリバーボードクラブに泊まってもらって、本場フランスと日本のリバーボード(ハイドロスピード)に関する技術や練習方法などリバーボード(ハイドロスピード)に関する様々な意見交換をじっくりとさせて頂きました。

ボードの違い

今回、Amelie達がリバーボードクラブにいる間に、色々と質問する中で、ボードの違いについての話が僕の中では面白かったので、ここで少しだけお話させて頂きます。
まず、こちらが日本で広く使用されている浮き輪タイプのハイドロスピード。

リバーボードクラブでも乗り手に合わせて使用することがあります。
フランスではこのタイプのボードは使っていないそうです。
これは安定性に特化したボードで、重量はリバーボードよりも重いですが、周りに浮力が集中しているので浮き輪の様に安定感がある。
真ん中が薄くて低いので川底の岩との距離はリバーボードよりも近くなります。
日本でこのアクティビティのツアーをしている会社のほとんどがこのタイプのボードを使用していると思います。

これはフォーム材で製作したリバーボード。
リバーボードクラブ代表のYoheiが設計から製作まで一人で作っています。
フランスではみんなこのタイプのボードを使っているそうです。
僕も最初は見よう見まねで作るようになり、少しずつ情報をゲットしたり、教えてもらいながら作るようになりました。
このボードの特徴はなんといっても、軽くて操作性が良い。
浮力も厚みも設計の段階で体格、乗り手のレベルに合わせて作る事ができます。

フランスでAmelieのボードを作っている人がどのようにリバーボードを作っているか、彼女が見たことを教えてもらう事ができたのはすごく有り難かった。
微妙な厚みだったり、幅の違いだったり、僕一人で作っているときは、図面と睨めっこしながらも、どうするべきか悩んで悩んで、少しずつ改善してきたけれど、他の人のやり方を少しでも聞くことが出来るのは本当に貴重な機会で勉強になります。
リバーボード2025年モデルのアイディアが今頭の中で、出来上がりつつあります。
ボードが違えば使う技術も違ってくる。

技術の違い

細かな技術、操作方法に関して日本とフランスでは多少の違いがあることが知れて面白かった。
両方の技術を合わせて良い方向へと伸ばしていきたい。
僕らが無意識のうちに行っている動作が、フランスでは明確な一つの技術として教えられていたり、ボードのちょっとした形の違いによって必要とされる技術が違っていたり。
デモンストレーション動画を撮らせて頂いたので、また違う機会に技術遍はアップしようと思います。
一つ言えることは、僕達が今までここでやってきた取り組みは間違っていなかったと確信を持つことができました。それはAmelieとKeranが一緒に川でセッションしてくれたからこそ。
とても勉強になった3日間でした。
AmelieとKeran、本当にMerci beaucoup!

因みに、動画の途中に登場するユーコンカワイさんは、フリーランスのアウトドアライターでパックラフトで川旅をしたりと多岐にわたって活躍されている方です。一緒に焚火をしてお酒を飲んでいたときに、翌日はAmelieとKeranとリバーボード・セッションするんで行きますか?とお声がけしたところ、是非!ということになり、アウトドア雑誌の撮影も兼ねて遊びに来てくれました。
そのアウトドア雑誌についてはリリースされたら、またこちらのブログでご紹介させて頂きます。

ハイウォーターが続いています。本当に悩ましい水量とお天気。最近の多摩川は激しいっす。

先週のお盆以降、ハイウォーターが続いています。
雨が落ち着けば、揉みくちゃになりながらもリバーボード(ハイドロスピード)体験コースが開催できるレベルの水量に下がってくれるときもあれば、雨がガッツリ降って、ん~なかなかこれは・・・という水量もあり、本当に悩ましいコンディションが続いています。

このスポーツの性質上、自分で操作して自分で急流をクリアしていくので、初心者のお客様をあまり無茶なコンディションでご案内するのは難しいです。
そこの判断は厳しめにしています。
なので、ここ最近は泣く泣くツアーを中止にすることもあります。
そして、人数に関しても少人数で慎重にご案内させて頂いています。
昨日と今日は中止水位に達したためツアーは中止。
明日以降はまた天気予報と水位計と睨めっこする日々が続いていきます。

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