走って整え、泳いでイメージを落とし込む
今日は残念ながら増水の影響で体験コースは中止。とても残念だ。。。写真からそんな雰囲気伝わるでしょうか。
ということで、今日は一日トレーニング。
普段は日中リバーボーディングして、一日の終わりに走って頭をリフレッシュし、体を整えるという流れで取り組んでいるが、今日はゴールへ車を置き、走ってスタートへ戻りリバーボーディングという流れ。
小雨のぱらつく気持ちの良い日だった。
スタートから下流へ約3km弱。
僕達が通常のゴールポイントとして使用している場所。
ここから上流へゆっくり走って大体25分。
とても良い準備運動になる。
途中で川沿いの遊歩道へ。
今日の川の様子を確認しながら走る。
雨で体は適度に冷やされ気持ち良い。
クラブハウスへ着いたら川へ。
今回は「Enduro-cross」という種目のトレーニング。
選手みんな同時スタートでゴールまで流れに乗ってひたすら先を競い合う。
リバーボードクラブのインストラクターAkikoと二人で取り組んだ。
前回のニュージーランド世界大会ではレースの中で色々と思うところもあり、課題だらけの大会だった。
スタート直後についた差はなかなか埋められない。
一旦先頭と引き離されるとそこから挽回するのはかなり難しい。
勝負どころはいろんな場面であるけど、選ぶ流れや波の当て方によってもタイムに影響する。
Slalom、Enduro-cross、この二つの種目で勝つことが目標でもある。
新型コロナの影響で世界大会はずっと延期になったまま。
フランスの大会にも出るつもりでいたが、安心して行けるようになるまでは我慢と準備の期間と考えている。
このEnduro-crossという種目は、体力と精神力が試される。
追い越し追い越され、追いつくために進み続ける。
ニュージーランド世界大会でのEnduro-crossを思い出しただけで色んなシーンが思い浮かんでくる。
最後の最後まで競っていたフランス人選手は途中で片方のフィンが壊れてしまい、もうダメかと思ったのか、隣にいた僕に対して「Yohei! GO!」行け!お前ならもっと前へ行ける!と声をかけくれた。その声に背中を押された気がして残る体力で集団の少し前へ出ることができた。このまま行けるか!と思っていたら、そのフランス人選手は片方が壊れていても後ろから必死の追い上げ。最後の200mくらいで集団の中から一人抜け出し、あっという間に集団を大きく引き離しゴール。
僕達も全力で泳いでいたが未だに何故あんなにも引き離されたのか。
途中までほぼ互角だった上に、片方のフィンが壊れているのに最後は全く追いつけなかった。
レースって色んなドラマが生まれる。すごく面白い。
今回のトレーニングは約3kmをYohei→16分45秒、Akiko→17分でゴール。
Akikoはあまり息が切れていなかった。。。どういうことだろ。。。
何故だかどや顔で「すごい息が切れているね」、とほほ笑むAKIKO。
力まかせの泳ぎではまだまだ表彰台は遠いと感じる次第です。
基礎練習
Enduro-crossのトレーニング後は、基礎練習。
フェリーグライドとエディターンを20本。
最初の10本はイメージする動きを全力で表現しようと、いつもはりきって力んでしまう。
この水量の川の中で力まかせに動こうとすればすぐに体力を消耗してしまう。
前半の10本の中にも良い動きはいくつかあったけど、消耗具合を考えると川の中で動くうえで正解とは言えない。
後半は力みが徐々になくなり、力を使わずとも同じようなパフォーマンスを発揮できた。
むしろ、前半よりも流れを効率よく使えて、力を使って泳いでいたことが何だかバカバカしくなるほどだ。
川って面白い。
頭では分かっていても、体力があるうちはどうしても力ずくで動こうとしてしまいがち。
それよりも「流れに合わせて」「流れに従い」「流れに動かしてもらう」ことが大事だ。
流れに押されて動かされる力を進行方向へ変換し最大化する。
その感覚を探す作業。
これが面白い。
難しい分、できた時はとても嬉しい。
カチッとハマる感覚がある。
その感覚を探す作業がとても面白い。
太ももがパンパンになるまで反復練習。
今日は体験は中止になってとても残念だったが、内容の濃い自主トレができた。
こういうトレーニングはレッスンのコンテンツとしてもご案内できます。
ご興味ある方、チャレンジしてみたい方は是非やりましょう!