【川イルカ講習】流れに押される力を「変換」する練習-2022/01/19

流れる・止まる・横切る

今回は川イルカ講習のレッスン解説。
ローウォーターだからこそできる基礎練習。
水量の少ない時期にしっかりと基礎が練習できる。
流れに押される力を進行方向へ「変換」する術が身についていれば、川遊びの質が格段にアップします。
「流れる」「止まる」「横切る」が基本であり全てと言っても過言では無いくらい大切な3大要素。
この3つの動作ができれば、様々な場面で応用がきく上に、楽しみの幅はどんどん広がっていきます。
今回の動画では、流れに押される力を進行方向へと「変換」する、と表現しています。
押される流れに対して合わせる角度次第で変換を試みた際に得られる力が変わってくる。
その押される力を如何に最大化するかがポイント。
自力ではどうしても機動力に限界があるので流れに押される力を最大限利用して動くことで、スピード感と流れに押される感覚を楽しむことができます。
さあ、あなたも是非トライしてみましょう。

川イルカ講習で基本を習得

昨日、川イルカ講習へご参加いただいたお客様の映像。
是非あなたもこの動画を参考にして、ご自分の泳ぎをイメージしてみてください。
因みにこちらのお客様も最初は体験コースからのスタートでした。
川イルカ講習でいくつもの基礎練習を繰り返し取り組んでいくことでメキメキ上達していきました。

流れの向き・プアオーバーロック・ホール

青線は下流へ向かう流れ、オレンジは上流へ向かう流れ。
エディ(岩裏)と少し水をかぶった岩(プアオーバーロック)の下流に発生するバックウォッシュを利用して上手く動いてみよう。
バックウォッシュを作る岩にどれだけ水が被っているかで、掘れ具合は変わってくる。
左岸のバックウォッシュのようにあまり掘れていないとバックウォッシュ手間の波間は荒れておらず、その波間を利用して左右へボードを走らせることができる。
右側のバックウォッシュのようにしっかり掘れていると、上流へと引き戻す力が強くバックウォッシュに引き込まれていく。このようにバックウォッシュが発生して岩にしっかりと水が被って深く掘れている場合、そのスポットを「ホール」と呼びます。ホールは左右へヒュッと走らせるには不向き。バックウォッシュへは入らずに、その少し下を上流へ引き戻される力を計算に入れながら次の動きへと繋げていこう。
或いはホールのバックウォッシュを利用する場合は、ボードのノーズ(先端)を少し上げながら左右へ移動す事もできます。

こういった練習に限らず川をよく観察することはとても大事。
地形を把握して、岩の位置なども確認する。
水面から出ている岩、水が被っている岩、水面に何らかのリアクションが観られる場合は水中に岩があるかも。
観察することで流れの向きだけで無く、流れの強さ、障害物も把握する。
そして、自分の表現したい動きをトライ。
そこで事前にイメージしていたこととの誤差をアジャストしながら流れに押される力を最大化するための合わせ方を探っていく。
やはりこのような練習はローウォーターがベスト。
特にまだ慣れていない、基本がしっかりと身についていない場合は、落ち着いて練習できる減水期がオススメ。
是非あなたも川イルカ講習で川の流れを余すこと無く楽しむためのレッスンを受けてみましょう。
このスポーツがより面白くなっていくはずです。
減水期は通常1月~6月、10月~12月です。

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